こんな症状には要注意!

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心疾患という病

突然の「死」につながることもある

人間の身体は、常に血液が巡っていて、各所の細胞が必要とする栄養や酸素が供給されています。
その要となるポンプの役割を担っているのが心臓です。
そのポンプが故障してしまうと、どうなるでしょう。
血管が詰まり、心臓を動かす心筋に血液が送られなくなり壊死してしまうことで起こる「心筋梗塞」。
そして、心筋がケイレンしたように震え、正常に心臓が機能しなくなる「不整脈」。
これらの病気は、突然死にいたることの多い心疾患です。
心臓事態の病気である、狭心症や心臓弁膜症などが原因となって起こることもありますが、健康な人であっても、加齢や過剰なストレス、過労、アルコールの多飲、喫煙などが引き金となって起こることもあります。

徐々にむしばむ心疾患

心疾患の中には、生活習慣により、徐々にむしばまれて行く形の心疾患もあります。
虚血性心疾患と呼ばれるもので、心筋に送られる冠状動脈が狭くなったり(狭窄)、ふさがってしまったり(閉塞)することで、血流が阻害され、酸素不足を起こしてしまう病気です。
多くは、冠状動脈の内側の壁面にコルステロールがたまってしまい、狭くなってしまう動脈硬化が原因となっています。
冠状動脈の収縮の異常(攣縮(れんしゅく))によって起こることもあります。
攣縮は、普通に過ごしている時にも起こることがあり、また、喫煙が誘発することもあります。
日頃からコルステロール値の高い方や肥満、喫煙の習慣がある方や、既往症として糖尿病や高血圧症を持つ方に多く見られる傾向にあります。


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